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【 2024/05/19 13:57 】
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パニック障害の治療法
 
第1段階
 
心の根っこには恐怖と怒りがあるといいましたが、この心を消滅してしまえばパニック障害は簡単に治るのです。
 
ただ、恐怖の根っこには沢山の記憶とそれにまつわる感情があります。
心理学的には幼少の頃からの記憶を呼び戻しつつ、現在までこの心の根っこの治療をするわけです。
 
それには思い出してはその場面を映画のように見つめ、もう一人の自分が主人公である過去の自分の感情を共感します。

あくまで事実認定や同情ではなく、感情のみを追いかけます。

同情はともに地獄に落ちます。

共感とは相手の感情を理解し、理解したことを相手に伝えることです。

「ああ、あの時は怖かったのね」「ああ、悲しかったのね」「ああ、辛かったのね」と私は理解しましたよ、と第三者になりきり、声を掛けてください。

そして、しっかりと過去の自分を抱きしめてください。

あなたはそこでは心理学カウンセラーなのです。
もっとも身近で共感しやすいかたが、もう一人のあなたなのです。
 
ただ、記憶は際限なくありますから、少しずつ思いだし、「映画化」をおこない、「もう一人の自分」をカウンセラーとして活躍させてください。
 
登場人物やものや事に感謝
 
次に行うのは恐怖を消滅する最善の方法です。
 
それは感謝することです。
 
「思い出し」のときに登場する人々に、一人一人感謝しましょう。
どうしてもあの人だけは感謝できないと言う方があると思います。

当然です。
そのために病気になったのですから。
 
でもあなたに酷いことをした相手も実は負の連鎖を背負っている人なのです。

パニック障害を起さないかわりに、他人を傷つけているのかもしれません。

あなたは自虐的でしたが、相手は虐待側なのかもしれません。

あるいは無視することにより恐怖から逃れているのかもしれません。

ともに根っこは一緒です。

相手も恐怖を心に持ち、それと闘っているのです。

恐怖に勝つ為に、他人を踏み台にしているのかもしれません。

そう思うと、他人のような気がしないと思います。

そんな相手の気持ちを考えてあげてください。

とにかくゆっくりで結構ですから、憎い相手を感謝できるように心から手を合わせてください。

よく言われることですが、他人と過去は変えられない、しかし、自分と未来は変えられる、と。

自分が変われば相手も変わります。
こころから「ありがとう」と声に出していってみましょう。
 
そしてなんといっても最も感謝しなければならないのは自分の両親と義父母です。

この4人が居なければあなたもあなたの夫も居ないのです。

しかも子供たちも居ないのです。

4人の父母に感謝することが全ての病気を消滅させる最大の療法なのです。
 

時に夫を愛せない方、妻を愛せないがおられます。

その原因の多くは何らかの原因で自分の父や母と仲たがいし、和解していないことがあります。

でも父母はあなたを深く愛しています。

あなたが愛さないことにより反対に傷ついているほうが多いのです。

あなたの子供たちがあなたを愛していないと思ったら、とても悲しくありませんか。

あなたの父母も同様です。

例えどんな親でも、心の底では子供のことが気になって仕方がないのです。

虐待している親でも本当は心のどこかで愛しているのです。

しかも虐待している相手がもっとも自分に似ているのです。

似ているがゆえに自分を赦せないと感じ、まるで自分をいたぶるように虐待しているのです。

極端な話になりましたが、根っこが一緒という観点で話しました。
 

また、誰が憎いのか判らないという方も多いと思います。

パニック障害患者さんが原因となる相手を特定する方法があります。

それはその方の前では本音と違う応対をしていることが多いということです。

その方の前では
好かれようと無意識のうちに努力している。

嫌なことでも引き受けてしまう

その方の前から
立ち去ると、ほっとする

その方の
前に行くのがツライ

心の中でよくその方のことを考えている。

考えていると不安になる。

などと思いあたる方が、あなたのパニック障害の原因となる方である可能性が高いと言えます。
 
そんな相手は居ないような気がする、と言う場合は無意識の中にしまいこんでしまっている為、もっとも始末に終えない状況ということにもなります。

「負の連鎖」が長く続き、原因となる相手が消えている場合があります。

例えば職場が変わったり、相手が亡くなったりしている場合などです。
 
ではこれで原因が無くなったのだから、パニック障害も起こらないように思うのですが、現実には起こります。

その原因は無意識の中にしまいこまれた「負の連鎖」の記憶の感情を再始動してしまったからです。

過去の記憶を思い起こさせるような事件が再び「負の連鎖」の感情を呼び起してし
まうのです。
 
そうなると消滅してしまっている原因である相手、現在の相手にも感謝しなければならないと言うことになります。

その「負の連鎖」を遡ると実に3代も前と言う事実もあります。

曽祖父や曾祖母に原因があることも考えられます。

つまり先祖!ということも大いにありえるのです。

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【 2009/10/30 09:39 】
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